

ぼくは読書が趣味でよく本を読むんですが、最近は紙の本以外にも「電子書籍」「オーディオブック」という方法が広まりつつあります。オーディオブックは本の朗読を音声で聞くやつですね。
そんな本の読み方3種類ですが、優劣をつけたがる人が非常に多い。「紙と電子書籍はどっちがいいのか」「オーディオブックはクソ!」みたいな感じで。
でもそんな単純比較に意味はなくて、この3つは「読書する環境」「読書する目的」によって使い分けるもの。
紙の本・電子書籍・オーディオブックは良い悪いで比較するものじゃなく、読書する環境や目的によって使い分けるもの。詳しくブログで書きます🙌🙌
— 尾道ミント@4Demi!運営中 (@ikkotweet) 2018年1月19日
紙の本・電子書籍・オーディオブックにはそれぞれ一長一短があり、シチュエーションによって使い分けることで、いい感じに読書を進めることができるんです。
それぞれの特徴と使い分け方法を書いていきますね。
この記事の目次
紙の本・電子書籍・オーディオブックの特徴まとめ

ざっくりまとめてしまうと、それぞれの特徴は上の図のようになります。
- 携帯性
- 読み始めやすさ
- 流し読み
- 記憶の定着性
- 検索性
- 拡張性
の6ポイントでそれぞれ比較してみました。
1、携帯性

まず携帯性(持ち運びしやすさ)ですが、電子書籍とオーディオブックはスマホで完結してしまいます。
電子書籍のKindleアプリ、オーディオブックの「Febe」「Audible」アプリをインストールすればいいだけなので、読書のために荷物が増えることはありません。

紙の本はやっぱり重いしかさばるので、外出用のカバンに入れておくのは面倒な人も多いはず。
携帯性だけを考えると、
- 外出時……電子書籍かオーディオブック
- 家にいるとき……紙の本
という使い分けをしてもいいですね。
2、読み始めやすさ

なかなか気が進まなくて最初のページを開けない……という経験がある人も多いと思うんですが、紙の本では最初のハードルが高くなりがちです。
特に「分厚い本」「勉強のための本」ではその傾向が強くなるかと。
一方で、電子書籍は「本の分厚さが分からない」「画面をスライドするだけ」なので、紙の本よりも読み始めやすい。
オーディオブックは自分で読み始める必要もなく、音声を流しっぱなしにするだけです。受動的な読書なので、ハードルは限りなく低いでしょう。
このことから、勉強のために分厚い本を読む場合は、
- オーディオブックを倍速で聞いてなんとなく理解する
- 紙の本 / 電子書籍で細かく読んでいく
の手順を踏むとストレス無く読書できそうです。お金はかかりますが。
3、流し読みのしやすさ

ページをパラパラめくりながら内容をざっと確認できるか、という点です。これはやっぱり紙の本が最強ですね。
電子書籍は画面の反応に限界がありますし、オーディオブックはざっと読みが不可能です。
全体的に軽い内容の本は、紙の本で飛ばし読みしながら自分に必要なエッセンスだけを抜き取る、という読み方がおすすめです。
堀江さんの『多動力』なんかはこの読み方でいいんじゃないかと。
4、記憶の定着性

感覚的ではありますが、電子書籍やオーディオブックよりも、紙の本で読書したほうが記憶に残りやすい気がします。
世界史の教科書をただ眺めているよりも、自分でノートにまとめながら覚えたほうが暗記しやすい、みたいなイメージでしょうか。手を動かして触覚に訴えることがカギなのかな?
ただぼく個人的には、本の内容を記憶する必要は無い気がします。
電子書籍では内容検索が簡単にできるし、読書メモを電子データとして残しておけばいつでも本の情報にアクセスできるからです。
本の内容を頭に入れておく必要はなく、いつでも外部から引き出せるようにしておくことが大事かなと。次の「検索性」で詳しく触れています。
5、検索性

あの本にこんな内容が書いてあった気がする!と感じたとき、その情報をどれだけ簡単に検索できるか、という点です。
この検索性においては電子書籍がピカイチでしょう。調べたい単語を入れると、該当箇所を簡単に見つけてくれます。
電子書籍でなんとなく内容を掴んでおけば、後からいくらでも検索できるので、記憶力に頼る必要がなくなるんですね。

紙の本もパラパラめくりながら調べられますが、電子書籍と比べると効率が悪いです。
オーディオブックはそもそも内容検索ができないので、後から情報を引き出したいときには向いていません。
6、拡張性

本の内容をもとにブログで書評記事を書いたり、Twitterでシェアするときにどれだけ引用しやすいか?という点です。
こちらも電子書籍が便利で、Kindleでマーカーを引いた部分はKindleハイライトというサイトで一括確認ができます。
とりあえず気になった部分にマーカーを引いておけば、書評記事に本文を引用するときもコピペで一発。

紙の本にもマーカーを引いたり書き込みができますが、それを引用しようと思うと一手間かけないといけません。
オーディオブックではマーカーが引けないので、自分のコンテンツに引用するには不向きですね。
自分のブログで書評記事を書きたいときや、電子データとして読書メモを残したいときは電子書籍がおすすめです。
紙の本・電子書籍・オーディオブックの使い分けかた

ここまで紙の本・電子書籍・オーディオブックの特徴を確認してきたので、それぞれどんな使い分けをするのがいいか?をまとめておきます。
紙の本
- いつ読むか……自宅で時間が取れるとき
- 何を読むか……内容を熟読したい本 / 全体的に軽い本
- どう読むか……マーカーや書き込みをしながら
携帯性で不便な紙の本は、持ち歩かずに家で読むのがいいでしょう。
紙の本は記憶に残りやすいので、仕事や勉強に必要な本を熟読するのがおすすめです。あるいは、軽い内容の本をパラパラめくりながらエッセンスだけを抜き取る。
あとから中身を検索するのがちょっと大変なので、マーカーを引いたり付箋を貼って、いつでも大事な情報にアクセスできると便利です。
電子書籍
- いつ読むか……通勤時や細切れの時間
- 何を読むか……どんな本でも可
- どう読むか……マーカーを引きながら
スマホだけで完結する電子書籍は、時間を見つけたらどこでも読書ができます。通勤時やスキマ時間などを有効活用しましょう。
読む本に関してはなんでもいいと思います。ただ、パラパラめくりながらざっと読むのには向いていないのでご注意を。
電子書籍は記憶に残りにくいですが、マーカーを引いてログを残しておけば問題ありません。とりあえず気になった部分にはマーカーを引いて、Web上に読書メモを積み上げていくと便利。
オーディオブック
- いつ読むか……ながら時間、仕事や学校で疲れたとき
- 何を読むか……小説 / 中身をざっくり把握したい本
- どう読むか……ざっくり読みの場合は倍速で
オーディオブックは受動的に読書ができるので、「お風呂の中」「疲れているとき」など、やる気が低いときに流すのがいいですね。
中身を深く理解するのには向いていないので、エンタメとして楽しめる小説か、流れをざっくり把握したい本がおすすめ。
ざっくり読みたいビジネス書などは、音声の速さを1.25〜1.5倍速にすると時間短縮になりますよ。
オーディオブックはまず「Audible」で試してみる

オーディオブックは下の2つが代表的。AudibleはAmazonが運営しているサービスですね。
正直言って、本のラインナップはFeBeが圧倒的なんですが(特にビジネス書)、料金プランがそれぞれ異なっています。
- Febe……1冊ごとに買い切り
- Audible……月額1500円で読み放題(最初の1ヶ月は無料)
オーディオブックを今後もずっと使う人には取扱数の多いFeBeがおすすめですが、初めての人には「合う・合わない」が分からないはず。
ということで、オーディオブックが初めての人は「Audibleを1ヶ月無料で体験してみる」のがおすすめです。
オーディオブックは合わないな…と思っても、1ヶ月が経つ前に解約すればお金もかからないので。
とりあえず気になった本を1冊ダウンロードして、オーディオブックの使い心地を試してみてください。スマホのアプリからも使えますよん。
紙の本・電子書籍・オーディオブックを使い分けよう

ということで、紙の本・電子書籍・オーディオブックの比較はこんな感じです。
今まで紙の本ばかりだった人も、電子書籍やオーディオブックを上手く使い分けることで読書の幅が広がるかなと。ぜひお試しあれ〜。

尾道ミント(おのみちみんと)

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