
こんにちは、英語の勉強といえば洋楽を熱唱しているだけの尾道ミントです。
ぼくは来月からアメリカに留学するんですけど、留学体験談で「もっと日本のことを知っておけばよかった…」「日本についてうまく説明できずに悔しい思いをした…」と言っている人がかなり多い気がします。
ぼくも日本のことをよく知っているわけではないので、「このままじゃいかん!」と思い日本についての勉強をはじめたんですが、それにぴったりな本を最近見つけてしまいました。
英語で日本紹介ハンドブック
それがこちら、「英語で日本紹介ハンドブック」。
その名の通り、英語で日本を紹介するための本です。
この本の著者・松本美江さんは、「通訳ガイド」という、英語で外国人に日本の案内をすることを職業にしている方。
松本さんは日本を紹介するプロなので、外国人がどんなことに関心を持っているのか、またそれにどう答えればいいのかについての知識がとても豊富です。
本書には、外国人が最も関心を持っていると思われる日本と日本人に関する事柄を、できるだけ正しく、かつ興味を持って聞いてもらえるように解説してあります。また「外国人の疑問」の項では、知っているはずなのになぜか説明に困る質問や、日本人が想像もしないような意外な質問を、その答え方とともに紹介しています。
ぼくもまだ読み始めたばかりですが、この1冊を完璧にすれば確実に日本マスターになれます。
しかもそれを英語で説明できる!
この本、海外に行く予定があれば読んでいて損はないですよ!
コンテンツが豊富すぎる

まずこの本がすごいのは、コンテンツが豊富すぎること。
日本について、様々な観点から説明がされています。
大きなカテゴリが、「日本人の暮らし」「日本の文化」「日本の国土と国家」の3つ。
そのそれぞれに「食」「祭り」「天皇」などの小さいカテゴリがあって、全部で33のカテゴリから成っています。
「卑弥呼」「武士道と切腹」についての説明から、最近問題になっている「いじめ」の解説まで。
ホントに守備範囲が広すぎる。
解説が丁寧すぎる

そしてこの本いちばんの特徴は、「日本人でも知らないことを丁寧に、しかも英語訳をつけて解説している」ところ。
ひとつひとつの説明がとても詳しく、しかもハンパない数の項目があります。
けん玉
たとえば、「けん玉」についての説明はこんな感じ。
けん玉は木製の玩具で、中国で生まれ、江戸時代に日本に伝わったといわれています。持ち手がついた木の棒で、棒の片側の先端をとがらせていて、もう片側には皿がついています。けん玉で遊ぶときは、片手で柄を持ち、もう片方の手でけん玉と結ばれた玉を放り上げ、皿の上に載せたり、玉に空いた穴を棒の先端に刺したりします。ヨーロッパには、カップアンドボールという名の、似た遊びがあります。
Kendama is a wooden toy which is said to have originated in China and been introduced to Japan in the Edo period. It is a stick with a handle; one end is sharpened into a point and the other end is shaped like a dish. Players hold the handle and toss a wooden ball with a hole, attached to the stick by a string, in the dish, or on the other end so that the point is covered. A similar game called cup and ball exists in Europe.
「俳句」「花粉症」「祇園祭」なんてトピックもあり、その全部がこれぐらいのボリュームで解説されています。
「留学なんて行く予定ないよ」という人でも、日本語部分だけ読めば相当な知識量になるはず
普通に読み物としてもタメになりますよ!
外国人の興味がわかる

その他にも「外国人の疑問」というコーナーがあって、日本を訪れた外国人がよく尋ねてくる質問が載っています。
なぜ力士はまわししか身に着けていないの?
たとえば「スポーツ」のカテゴリから、こんな質問。
なぜ力士はまわししか身に着けていないのですか?
Why do sumo wrestlers only wear a loincloth?武器を持っていないことを見せるためで、仕切りの際に両手を広げてみせるのも同じ理由からです。
To show that they’re without weapons. This is also why wrestlers spread their arms and open their hands during the pre-match ritual.
これ、日本人でも知らないですよね(笑)
こんな疑問に英語でスラスラ答えられたら、「日本のことならアイツに聞けば間違いない!」とチヤホヤされることは確実です。
著者は通訳ガイドとして活躍されている方なので、質問のチョイスも信頼できますよね。
日本についてはこの1冊で十分すぎる

この本には他にも「日本の世界遺産」や「歴史年表」なんてコーナーもあって、日本を知るためには十分すぎる内容。
ぼくは留学先で日本のことを英語で説明できるようになりたい!という思いで読んでますが、そうでなくても純粋に読み物として面白い!
日本についてドヤ顔で説明したい人、超おすすめですよ。

尾道ミント(おのみちみんと)

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