『初恋素描帖』を読んで、不格好でダサい中学生の恋愛を思い出した。

いっこー
こんにちは、いっこーです。

豊島ミホさんの『初恋素描帖』を読んだので、さらっと書評を書いておこうかなと。

 

中学生の恋愛模様を描いた短編集なんですが、

  • 中学生の恋愛って特別だったなあ…
  • あんな不格好だけどまっすぐな恋愛ってもうできないよな…

という、甘酸っぱいような切ないような気持ちになりました(笑)いくつか本文を引用しながら紹介していきます。

 

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付き合ってるけど、付き合ってない

わたしたちは同じバレー部で、建次くんは選手、わたしはマネージャーだ。部活帰りに体育館横の電話ボックスにもたれて、ちょっと話すだけだけど、付き合ってるんだ、っていう満足感はある

中学生の「付き合う」って、何だかすごく特別なものだと思うんです。

周りにクラスメイトがいるから、気軽に学校で話しかけたりできないし。かと言って今まで通りの友達のような関係だと、なんだかお互いに変な気がするし。

 

ぼくも中学生の頃彼女がいたんですが、やっぱり学校で話すのってすごい恥ずかしいんですよ。周りに友達がいて、見られてるのがわかってるから。

だから中学生の頃は、会話するのはほとんどメールで(今みたいにLINEなんてないぞ!)。

メールではめちゃめちゃ喋るんだけど、学校に行ったらほとんど話すことはなくて、でもその微妙なバランスが今思い返すと甘酸っぱいなって思うんですよね(笑)

 

話せないから、目配せする

建次くんの目は、こういうちょこっとした間にわたしに語りかけてくる。体育の授業の合間や、廊下ですれ違う一瞬に、声をかける代わりのなにかを。ぴったり言葉に置き換えられるわけじゃないけど、「おい」とか「なあ」とか意味のない呼びかけに近いと思う

学校ではうまく話せないけど、やっぱりお互いの事が気になるから、廊下ですれ違ったりするとなんとなく目を合わせるんですよ(笑)

そこで何を伝えたいのかっていうのは特にないんですけど、「おはよう」だったり「よっ」みたいな、そういう些細な会話を目だけでしているっていう。

今思えば全然スマートじゃないし不器用だなって思うんですけど、当時の恋愛ってそれがリアルだったなあと。学校で目が合うだけでなんか嬉しかったしそれがめちゃめちゃ青春でしたね〜。

 

中学生の恋愛は特別だ

あの頃の教室。教室の中に好きな人がいる、幸福と不幸。視線を追えば自ずと彼の好きな人は知れて、さらにその子の視線を追えばまた別の男に辿り着く。

中学生の恋愛がなんで特別かって言うと、好きな人も、好きな人の好きな人も、全員が同じ学校・同じクラスの中にいるからだと思うんですよね。嫌でも好きな人の姿が全部目に入るし。

だから中学生活の中では、恋愛がいつも生活の中心にあったような気がして、いつも女子のことを考えていたんじゃないかなと(笑)

今思えばめちゃめちゃ気持ち悪いんですけど、13歳〜15歳の頃はみんな同じ気持ちだったんじゃないかなあ。

 

甘酸っぱい恋を思い出したい人に、おすすめです

ちなみに『初恋素描帖』は、ゆるい読書好きのためのオンラインサークル「4Demi!」で、2018年2月の課題図書になっています。

絶賛メンバー募集中なので、ゆるい読書仲間がほしい!という人はぜひ。

▶ ゆるい読書好きのためのオンラインサークル「4Demi!」を始めました。メンバー募集中です!

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新社会人いっこー

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新卒だけど転職活動中の24歳男子/東京のIT企業に新卒入社→まったくやる気になれず→このままじゃいかん!と思い転職活動開始/ 文章を書くこと、ラジオを録ること、デートすることが生業 ■音声配信アプリ「Radiotalk」公式パーソナリティです。 ▶いっこーのTwitterラジオ番組『塩顔男子のつぶやき手帖』

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